国内では失明原因のトップが糖尿病性網膜症。糖尿病性網膜症は10年単位で進行する気づきにくい疾患です。

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ほんとなの?

血糖値

糖尿病性網膜症

糖尿病性網膜症で、眼の奥にある網膜に出血などの異常が見られることがあります。
糖尿病を発病してから10年以内に糖尿病患者の約25%になんらかの網膜症があり、20年経過では約70%に異常がみとめられ、国内では失明原因のトップ(約35%)がこの糖尿病性網膜症です。

眼球の全体像
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  • 眼球のイラスト:出典 日本眼科学会
  網膜
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  • 網膜のイラスト:出典 日本眼科学会
▲ 拡大できます | 画像出典:日本眼科学会 ▲ 拡大できます | 画像出典:日本眼科学会
   
眼底写真:
眼底写真眼底(網膜)の動脈は唯一目で見ることのできる細動脈なので、直接、細い血管の様子を見ることができます。網膜そのものの状態(剥離、出血、炎症など)に加え、血管の変化、視神経萎縮の程度などが分かるといいます。
具体的には、高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳腫瘍、緑内障、原田氏病、網膜炎など、内科・脳外科・眼科の広い範囲の病気と関連した変化がわかり、とくに、動脈硬化と関連した病気は、細動脈という直径の細い動脈に変化がおきるため、眼底(網膜)を見ることは欠かせません。

網膜の異変

血糖値が高い状態が続くと網膜にある毛細血管は、少しずつ損傷を受け変形したりつまったりし、血流が悪くなります。そこで、酸素供給のために「新生血管といわれるバイパスのような血管がつくられ、酸素供給をおこないます。しかし、「新生血管」は脆く、キズが付きやすい性質のもの。結果、ここからの出血を招きます
また、出血すると網膜にかさぶたのような膜(増殖組織)ができ、これが原因で網膜剥離を起こすことがあります。

糖尿病性網膜症の進行

網膜症は段階を経て、少しづつ進行します。高血糖あるいは糖尿病と診断された場合は、眼科での眼底検査を定期的におこない、血糖値などのコントロールが上手くできているのか、知ることが大切です。進行をくい止めるのは無条件に血糖値のコントロールです。

注意:なんらかの網膜症となっている場合、力みや過激な運動などが「出血」を招く恐れがあります。生活態度や運動方法については医師とよく相談しましょう。

糖尿病網膜症は、進行の程度により大きく三段階で進行します。

  • 単純網膜症
    初期段階です。毛細血管がこぶのようになって隆起してできる毛細血管瘤や、網膜に出血や白斑(シミ)が見られます。この段階ではこのような異変による自覚症状はありません。また、血糖値のコントロールで消滅することもあります。
  • 前増殖網膜症
    初期段階の次です。網膜の出血が増え、白斑も増加します。
  • 増殖網膜症
    さらに進行すると、増殖網膜症とよばれる段階となります。
    網膜から新生血管とよばれる破れやすい血管が増殖しています。レーザー光凝固術と呼ばれる方法で、新生血管を焼いてしまいます。
    失明を避けるための最終的な治療方法ですが、焼かれた箇所の網膜細胞も機能しなくなり、再生されることもありません
  • 硝子体出血
    新生血管からの出血が硝子体の中で、光を遮るようになります。飛蚊症(ひぶんしょう)とよばれる目の前に黒い点が見えたり、黒や赤のベールが視界をさえぎるような症状です。治療法は、硝子体手術です。
  • 網膜剥離
    新生血管は、そのまわりに繊維状の増殖組織を形成し、これをきっかけに網膜はく離が起こると言われています。この治療方法はありません。
  • 失明
    黄斑部で網膜剥離が起こると失明となります。

糖尿病性網膜症の治療

失った視力(失明)を回復させ、疾患を後遺症を含め完全に治癒に至らしめる治療法は見つかっていなません。予防や、進行を遅らせることが大切です。
糖尿病性網膜症の初期段階の治療は、血糖値を下げ、運動と適切な食事により、老廃物を排出しながら細胞の新陳代謝を高めることが最良とされています。

また、一般に、目の健康は加齢やストレスなどからも失なわれていきます。
● 眼筋を鍛える目の運動ウォーキングなどの全身運動をする
  (糖尿病ではなんらかの腎症が筋力を低下させていきます)
精神的ストレスによる血圧上昇や活性酸素による感化ストレスなど、血液、血管などの不健康状態からおこる血行不良を改善する
食事では、亜鉛、ルテイン、ビタミン類(A,C,E)、βカロチンなどの、網膜細胞や血管を丈夫にする栄養の摂取を心掛け、血糖値コントロールと腎症に注意しましょう。

肝臓によい効果がある食べ物(肝臓と目は関係がある)

肝臓をいためると次のような症状となることがあります。
1. 肝臓の解毒機能が衰え、顔にシミができたり、手に赤や黄色の斑点ができる。
2. 爪の先がギザギザ、窪んだり横波がはいるなど。(ツメは新陳代謝が速い)
3. 疲れ目、赤目、涙目など、目についての障害が多い。

*東洋医学で一般に知られている食品です
食品名    
レバー   豚、牛、鶏のレバーは、肝臓の働きを高め視力を回復させます。豚のレバーは、肝臓の腫れを癒します。
シジミ   弱まった肝臓を補強し、尿の出をよくし、解熱作用もあり酒毒を解く。
ウメの果肉   肝臓や胆のうに働きかけて、胆汁の出をよくします。
アンズの果肉   肝臓の炎症を和らげ、熱を取り去り血液の流れをよくし、消化液を出しやすくします。
アブラナ  胆のうの熱を下げ腫れを取り除きます。タンを取り除く作用もあります。
モモの種   肝臓の緊張をゆるめ、新しい血液を造るのに役立ちます。
スイカ   酒毒を取り除き血圧を下げます。
ナズナ  肝臓や目を強化します。
    出典:#
糖尿病、高血圧、白内障に !
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